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18世紀古マイセン人形フィギュリン「五感の寓意」巨匠J.J.ケンドラー原型子供名作ボタン剣アンティーク

¥420,000 税込

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こちらは、巨匠J.J.ケンドラーにより制作された1750年原型の作品「五感の寓意」です。

マイセンの陶器人形には天使や子供をモチーフとした作品が多く存在しますが、本作はその中でも、マイセン作品の礎を築いた伝説のマイスター、J.J.ケンドラー氏の背景も相まって大変人気の高い作品です。
ケンドラーの人形作品の中でも特に評価が高く、美術市場では常に高額で取引がなされる作品でもあります。

マイセン人形で人間の五感をテーマとした作品は本来連作として制作されることが多いテーマですが、こちらの作品は単体で完結した構成となっており、一つの作品の中にケンドラーらしい躍動感と詩情、豊かな物語性を感じさせる逸品です。

今にも動き出しそうな子供達の姿が一際躍動感溢れる造形で制作されており、子供達の表情、小さな花々や果実など各々が携える持ち物にいたるまで繊細に彩色された様子はまさに圧巻です。

“視覚”…望遠鏡と眼鏡を持つ子供
“聴覚”…インコを手に載せ触れ合う子供
“嗅覚”…花の香りを嗅ぐ子供
“触覚”…鐘と笛を奏でる子供
“味覚”…林檎を食べる子供

それぞれの姿を通して、人間の五感が生き生きと表現されています。

底面にある双剣マークは当時の作品にみられるボタン剣で、スクラッチのない1級品です。作品番号の1770の刻印が確認できます。
緑色の19の文字は後代にこの作品を保管していたアンティークギャラリー等によって付けられたものと思われますが、作品の価値には大きく影響するものではございません。

マイセン人形の特徴故、細かな部分が欠損していたり紛失している物がほとんどですが、こちらの個体では奇跡的に全ての部分が残っており、壊れやすい子供の指先等の部分も完璧に残っております。
“視覚”の子供が持つ望遠鏡部分1箇所に専門的な修復が施されておりますが、鑑賞時には目立たないような程度のものかと思われます。

1800年代後半の作品でここまで完璧に近い状態を保っていることはかなり稀であり、現存する同じ作品の個体の中でもとりわけ希少な御品となります。当該モデルの特徴を鑑みますと最高ランクの状態と思われます。
歴史的・美術的価値のいずれをとっても、マイセン人形を代表する傑作といえるでしょう。

更に確認したい部分が御座いましたらお気軽にお問い合わせください。

売り切れ次第終了となりますので、お探しの方は大変貴重なこの機会をお見逃し御座いませんよう、コレクター垂涎のオールドマイセンならではの素晴らしい逸品を是非お手元でご堪能下さい。

詳細情報
サイズ
高さ：約14cm
幅：約12.5〜14cm
作者ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー（Johann Joachim Kndler)
年代原型:1750〜60年（制作年：1850～1924年頃）