マイセン 天使人形 フィギュリン 「雪玉を投げる天使」 冬　キューピッド　1898年 ヘンチェル造形

SOLD OUT

こちらは、ユリユス・コンラッド・ヘンチェル(Julius Konrad Hentschel）により制作された、1898年原型のマイセンの天使人形 「Cupid With Snowball」-雪玉を投げる天使-です。


ヘンチェルはマイセン内で生まれ育ち、父や兄弟もマイセンで制作に携わっていました。数々の芸術や磁器が身近にある環境で成長したヘンチェルは造形師としてマイセンで働き始め、近代的なデザインのフィギュリンを数多く制作しました。
特に、子どものフィギュリンシリーズは日本においてもファンが多く、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
当時の時代を先駆けたモダンな作風で知られるヘンチェルですが、制作初期には古典的なモチーフを取り上げることも多く、こちらの天使人形もヘンチェルによる初期のデザインです。
マイセンの磁器人形には天使をモチーフとした作品が多く存在しますが、その中でもこの作品はヘンチェルの初期作として大変珍しい作品です。
こちらの作品では、スケートを身に着け、雪玉を投げて遊ぶ冬の天使達のワンシーンがデザインされています。まさに今、雪玉を投げようと振りかぶっている、躍動感溢れる造形が大変美しい作品です。

他のフィギュリンとは異なり、土台部分にはつららや雪も施されており、天使達が雪の降る屋外で遊ぶ情景が目に浮かぶような、季節感溢れる冬の作品となっております。

底面にある双剣マークはスクラッチのない1級品です。ボタン剣の時代の後に復刻されたものとなります。作品番号のR130と、152、24の刻印・サインが確認できます。

目立つ傷や破損は見受けられず大変綺麗な状態です。 是非お手元に置かれてその美しさをご堪能下さい。


詳細情報

サイズ
高さ：約11.6cm
最大幅：約9.6cm
作品番号R130
作者J.K.ヘンチェル（1890-1907）
年代原型：1898年