R.LALIQUE ルネ・ラリック 『PISSENLIT』 ピサンリ　タンポポ　ボウル　大鉢　パチネ彩　1921年

こちらはルネラリックが1921年にデザインした作品『PISSENLIT』です。

ラリックの作品総目録レゾネにはNo.3215で登録されております。 たんぽぽをモチーフとした連作では大皿や小ぶりなボウルなど幾つかのタイプが制作されましたが、こちらはその中でも最も大型のボウルになります。

大振りな形状のボウルには、たんぽぽの葉のレリーフが放射状にデザインされており、セピア色のパチネによって彩色されています。
繊細でありながらも大きな存在感を放つ大変美しい作品です。

ラリックは自然界の植物や動物から着想を得て、その形態をガラス作品に多く取り入れたことで知られています。
こちらの作品でも、普通は見過ごしてしまうたんぽぽの葉の部分に焦点が当てられており、生き生きと成長する野草の様子が繊細かつ大胆に表現されています。
その姿は100年経った現在でも見るものを引き付ける魅力があり、ラリックならではの鋭い観察眼と美的感覚に溢れた作品となっております。

ボウル底面の一箇所に気泡のような製造痕や、経年による微細な小傷、スレ等は見受けられますが、その他目立つ傷、かけ等はなく、年代を考慮しましてもアンティークとして良好な状態を保っております。

底面にはラリック存命時に制作されたことを示すR.LALIQUEのサインが御座います。
この作品はラリック没後に復刻されることがなかった為、現存するものは1945年以前の物のみとなっており、なかなか出回らない大変貴重な作品となっております。

※手作業により制作された作品ですので、製造過程での（スポット・貫入・焼きシミ・気泡・練ムラ）等は見受けられる場合が御座います。

こちらは一点物の為、売り切れ次第終了となります。

国内のアンティークショップでも取り扱いのある店舗は数える程の、大変貴重な作品となります。

お探しの方は大変貴重なこの機会をお見逃し御座いませんよう、ラリックが生み出したアールデコの素晴らしい逸品を是非お手元でご堪能下さい。

詳細情報
サイズ
高さ：約8.7cm
直径：約24cm
技法 プレス成型、フロスト加工、パチネ彩
年代 1921年